アメリカの雑誌『TIME(タイム)』は今年の「世界で最も影響力がある100人(The 100 Most Influential People of 2024)」を発表し、台湾から頼清徳副総統(次期総統)が選ばれた。推薦コメントを寄せたのは米ユタ州のジョン・ミード・ハンツマン元知事。これを受けて頼清徳副総統は自身のSNSで、以下のコメントを発表した。
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2024年は世界にとって重要な一年となる。世界64か国で、世界の総人口の49%の有権者が参加する選挙が行われるからだ。台湾でも今年、非常に重要で、今後の鍵を握る選挙の一つが行われ、民主主義の新たな1ページを開いた。そして全世界に対して、「台湾はつまり民主主義であり、民主主義はつまり台湾である」というメッセージを伝えた。これは、すべての台湾人が誇るべき結果である。
このほど私は、アメリカの雑誌『TIME』の「世界で最も影響力がある100人」に、ポーランドやイタリアの首相、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領、それに皆さんがよく知る「台南人之子」、NVIDIAの社長兼CEOであるジェンスン・フアン(黄仁勳)氏とともに選ばれた。
台湾は新たなコンピューティング革命、AI革命、新たな工業革命の中心にある。どんな領域であれ、これから台湾の一挙手一投足が世界に新たな定義を与えるだろう。台湾はすでに全世界に影響を与える重要な軸となっている。世界の繁栄と幸福を守ることは、台湾にとって逃れることのできない使命であり責任なのだ。
いま、我々は台湾の時代に属している。これはすべての台湾人が作り上げた、希望に満ちた、恐れを知らない時代でもある。私は、問題を解決するという態度で、互いに信頼するという精神を持って、これからも台湾の民主主義を守っていきたい。一致団結して、この美しい国家を守りたい。
台湾はこれからも安定した、堅実な、そして自信のある歩みで、この時代から課せられた責任と課題を担いでいく。これから私たちは、大きく前へ進んでいこう。